ダイビング | 風景写真家 落合勝博 ゆるブログ
半年ぶりの荒波ダイビングで初めて水中でゾーンに入れた日
category: ダイビング
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    最後に潜ったのは今年の2月18日。
    途中、減圧症の疑いで背筋痛が3ヶ月続いたり、地元の蛍撮影の帰り道にアホみたいな理由で左手を全指突き指したり(ブログでは未報告)、そもそも春から夏にかけては陸上風景に撮るものが多い季節だったりで、すっかりダイビングとは無縁な生活を送っていました。

    1週間前まで北海道の撮影旅行をしていたこともあって、夏っぽい陸上風景はそれなりに撮ってしまったという一時的な満足感で今週はどこに写しに行けばいいか思い浮かばず(^_^;)
    まだ行っていない山梨県の西沢渓谷に行ってみたいなと思ったのですが、駐車場から2時間歩くので、天気の良い日に行ってしまうと、早朝に駐車場に着いたとしても歩いている間に日が差して、滝壺が白く飛びそうと思い、天気の悪い日(曇りか小雨)に行くことにしよう、と思いとどまり。

    そういえば北海道旅行では当初潜ろうと思っていた支笏湖ダイビングができなかったので、できれば今シーズンのうちにもう一度支笏湖を訪れたいな、、、と思い始め。

    というようなバックグラウンドで、半年もさぼってしまったダイビングのリハビリが必要か、ということになって、毎度おなじみ東伊豆のIOPに行ってきました。

    これまでのダイビング本数は73本ですが、実は夏に潜るのは初めてなんですよね。
    だって、始めたのが去年の9月30日。
    もう夏が終わってましたもん。

    IOPの気温31℃、海水温は26℃。
    風が少しあって日陰では案外涼しいけれど、そこから出ると、、、汗で顔を洗えるぞ、と(^_^;;;)

    冬と違って水着のおねーさん(^^)/お客さんがいっぱいだなと。7月、8月はダイビングのオンシーズンなので、当然なんですけれどね。それ以外にも、冬は閉鎖されていた海水プールに人がいっぱいいて、初めて見る光景に新鮮な気持ちを抱きました。あいかわらず波は高かったですが。ホントは夏のIOPは冬ほど波が高くないはずなのですが、昨日は沖縄を通過中の台風の影響で波浪注意報が出ているほどだったので。

    実際に、午後の早い時間に一回、エントリーが禁止されました。ほどなく解除されましたが。

    で、お世話になっているルビーナさんにも、お客さんがいっぱいいて、なんとファンダイビングと体験ダイビングをあわせて20人以上。普通の家を改装したようなお店の玄関に全てのサンダルが入らない!こちらも初めて見る光景で新鮮。オーナーの身体が冬と違って明らかに黒くなって、しかも引き締まっている!お客さんがたくさんいて毎日潜れてるから当然なんですが、こっちも新鮮でした(^_^;)
    冬に来ていた頃は、僕が来ないとお客さんがいない、、、というような状態で、オーナーも全然潜ってなかったし。僕も他のお客さんと一緒だと、なんか変に嬉しかったり。(^_^;)

    で、そのお客さんがいっぱいのため、海に入るまで手間取っていて、冬のマンツーマンの時だったら10時半にはエントリーできていたのに、入ったのは11時半を回った頃。
    しかも、借りたウェットスーツがピッタリすぎてお腹周りが苦しい!(^_^;)
    しかも手間取っているものだから、その苦しい時間がずっと続いていて、エントリー前には、すでにぐったりして息もたえだえ。潜る体力が残ってるかなとエントリー直前には不安に思っていました。

    エントリー口には、台風のおかげで身長を超える波が押し寄せてきていて。冬のIOPはいつもこんな感じって言えばこんな感じだったので、すでに恐怖感はないのですが、それなりにストレスはあります。この日のお客さんは経験本数の少ない人が多くて、IOPは初めてという人がほとんど。こんな海に入ること自体、不安だろうな、と人のことを心配できる余裕があることに気付いて、ちょっと安心できました。

    高波が身体を洗っていった後の空白時間にエントリー。こんなに波が出てるとサーフィンができちゃうぞ、と。入る前から息苦しかったので当然エントリー直後は息が苦しくて。水面移動の間は波は高かったですが、レギュレータを外して(太いので呼吸が楽な)シュノーケルを使っていました。潜行する時にレギュレータに咥え直して潜ろうとすると、自然に沈まない!これはウェイトが足りなかったな、と。仕方なくヘッドファーストで手も使って強引に潜ってみると、5mくらいで浮く力が相殺されました。ダイビングをしたことがないと分からないかもしれませんが、水深が深くなるとウェットスーツに含まれている気泡が水圧で潰れて重くなるので、多少ウェイトが足りなくてもちょっと強引に潜ってしまえば案外いけてしまうものなのです。この辺、数々の失敗をやらかしてきた経験値が生きて冷静に対処できていることに、また安堵感。なんとかやれそうな感じ。

    ウェイトが不足気味だったことも手伝って、久しぶりのフリー潜行もバッチリ(?)決まって、海底には着底せずに集合場所に漂うこともでき。下手だとフリー潜行ができないし、中性浮力をとるのが下手なので絶対に着底することになるので、、、なんとかMSDの面目が保たれました(笑)

    ただ、潜り始めた直後は、以前にどのくらいのペースで呼吸していたのかを全く思い出せず、意識的に呼吸の回数を抑えてみて、1分くらいは結構苦しかったです。その後は自分でも驚くほどエア消費が少なくてたまに残圧計を見てビックリしていました(エア消費の計算方法は過去記事を参照)。

    久々の海の中は、暑くもなく、寒くもなく、すごく快適でした。地上ではかなり苦しかった2ピースのウェットスーツのおかげかなぁ。一度潜ってしまえば、身体が水圧で少し凹むので、地上で感じた息苦しさもなくなって、すごく快適。重力から解放されて、自分が思うように動けます。地上で可能な前後左右の動きに上下と回転が可能になるので。水中では息を吸えば上昇し吐けば下降するという、中性浮力をマスターしているダイバーならアタリマエのことにも、ちょっと新鮮味がありました。

    呼吸が自然にできることを確認した後は、ウェイト代わりに持ってきたカメラを熱心に撮る気もなかったので、ダイブコンピュータで息のタイミングと水深がちゃんと連動しているかを確認してBCDのエア注入量を微妙に調整したり、あとはただふわふわ漂っているだけの時間。久しぶりだったからなのか、それとも、半年前までの経験分も含めて海に慣れてきて一線を越えちゃったからなのか分かりませんが、今まで以上に海と一体になっている感覚を感じる自分に少し驚きました。ただ自然に自分がそこにいる感覚というのか。イントラが合図すれば付いていくし、魚がいればそっちをちょっと見る、そういう反応はするのだけれど、それ以外は、呼吸だけで中性浮力はほとんど無意識に取っているので、何も考えずにボーッとして世界を知覚しているというか、これが「無」というものかなと。その時の自分の状態に海の中で驚いていました。

    今、思い返してみると、僕の場合、地上で撮影している時に、いつのまにかゾーンに入ってしまうことがあるのですが、その感覚に近かったかも、と。撮影中にゾーンに入ると、写そうとしている状況はすごく良く理解できているし、自分が何を待っているのかとか、背中の方から手前に現れるような見えない雲の流れの変化をどう取り込もうかとか、ちゃんと理解してシャッターを押すタイミングを待っているのに、それ以外のことが念頭から消えてしまうんです。知覚はできるし必要ならば何か対処もできるのですが、ただ、そこに心がとらわれない自由な状態になります。すごく自然体になるというか。もっとも、風景写真の場合は待つ時間が長いため、ゾーンに入っている時間が長くなると、まれに呼吸を忘れていることがあって、ゾーンが解けた時に苦しかったり痛かったりして地面に転がってしまうことがあったり(冷汗)。

    知らない人のために説明しておくと、ゾーンとは、極度に集中力が高まった時に自分自身とその時に集中している対象物以外のものの認識がぼやけて一切のノイズがなくなり、やりとげようとしていることに完全に没頭できていて、状況の変化に機敏に対応できる自然体の状態、のことです。今のところ科学的な根拠がない現象なので、、、少なくとも僕は自分自身の状態をそう理解しています。スポーツ漫画ではその選手の特殊な能力であり武器の一つとして描写されることがあります。僕も自分が集中力が高い方だという自覚は中学の頃からありましたが、写真以外では今までにゾーンまで到達できたことはなかったので、人によってゾーンに入れる対象に向き/不向きがあるのかもしれません。

    ダイビングの呼吸って、今さらながらよく考えてみると、ゆっくり深くが基本なので、ヨガや禅の瞑想法や武術の丹田呼吸法に近いです。水中では吸い過ぎにならないよう呼吸の回数を意識して抑えているので、自然に瞑想状態に入れちゃったのかも。そうしないとエア持ちが悪い上に、空気の吸い過ぎで頭が痛くなったりもするので。同じ条件で今まで水中でゾーンに入れなかったのは、おそらく意識して呼吸しないといけない状態だったり、無理に意識して抑えすぎたり、写真を撮ろうとして浮いていること以外のことを色々考えていたからかもしれませんね。地上では、ゾーンに入っている状態で撮った作品の平均レベルはその他の時の平均レベルを明らかに上まわるので、可能ならば全ての撮影でゾーンに入るのが望ましいわけです。でも、意識すると入れないんですよね。

    話を戻すと。イントラは一生懸命、魚の名前をボードに書いて、岩の隙間でおいでおいでしてくれていました。僕はバードウォッチングでもそうだったのですが「レアもの」という言葉に特に感じるものはないので、、、しかも、あまり熱心に魚の名前を覚える気もないし。というわけで、その辺を漂っているだけ。アジの大群が浅瀬を漂っていて太陽で光ってキレイだなぁとか、自分の状態の観察に熱心だったりで、そっちの方が面白くて。

    IOP、キビナゴの群れ


    さて、楽しかったゾーン状態も終わり、体内から窒素を抜くために4~5mの浅瀬に移動して安全停止。エアタンクにはまだたっぷり空気が残っていましたが、それでも入った時の半分くらいだったので多分1kg弱は減ったはず。というわけで、再び浮き上がりそうになるのを吐き気味の呼吸で肺の空気を少なくして浮力を減らしなんとか海底に踏みとどまり(^_^;)
    その後は踏みとどまる努力が面倒になってきたので、海面に浮かびあがってそのままふらふら波の命じるままに漂って他の人達が魚を見ているのを見守ることにしました。ただ、そのままだとエグジット口まで海面移動になって疲れるので(水中移動より海面移動の方がかなり疲れるのです)、仕方なく再び4mくらいに無理矢理潜ってエグジット口に移動。波のおかげで海中のうねりもすごい!冬のIOPではいつもそうだったのですが、潮が満ちる時は一気に進むのですが、潮が引く時は一気に戻されて移動分を帳消しにされる!(^_^;)
    それに抵抗するためにフィンを細かく制御していたら普段使わない足の裏がつりそうになったので、エグジットの地上まで水中から続くロープに全力でダッシュ!後は手と波の力だけで戻ることにしました。水面まで来ると、いつもはいないはずのスタッフ(?)3名が「立ち止まらないで!」と誘導したり助けたりしています。この波のせいで出動した様子。

    IOP、城ヶ崎海岸、波浪注意報


    エグジットした後、エアタンクの交換をする段になって、僕は「今日は1本で止めます」宣言をしました。なんか、今日はもう一度潜っちゃいけないような気がして。多分、お昼を食べてゆっくり休めば体力も回復して潜れたのだろうし、実際に、ふくらはぎがつっても3本潜ったこともありましたが、何故かこの時は、半年ぶりのリハビリ目的で来ているんだから無理しないぞっていう気になって。1本でやめたのは初めてでした。

    それで、頼んでおいたIOPの仕出し弁当を食べて、後は冷たいシャワーを何度も浴びて身体を冷やしたり、海際に点在するベンチに寝そべって白い(?)お腹を焼いたりして、のんびり海の休日を過ごすことに。みんなと一緒にショップに戻らないと帰れないので、時間をつぶすためにね。おかげで一日でずいぶん焼けました(^_^;)

    強かった波の方はといえば、僕がエグジットした後、すぐにうねりが強くなってきて一度はエントリーが禁止になりましたが、その後、もう一度入れるようになりました。とはいえ、ベンチから見ている感じでは、波の状態がそんなに変わって見えないので、あんな海によく入るよ、とヒトゴトのように感心していました。

    IOP、城ヶ崎海岸


    ところで、IOPはお客さんを喜ばせようと、クリスマスやお正月など、何かと理由をつけては自前でもイベントをして地上を盛り上げようとしていますが、この日は、マリンダイビングの編集が来ていて雑誌を宣伝していました。その日に水中で撮った写真を送ると「絶対に」マリンダイビングに載りますっていうキャンペーン。で、過去のマリンダイビングの余った雑誌も配っていたので、ダイビングを初めてから数冊しか雑誌を買っていない僕は、ちょうどいいやと号違いの3冊をもらってきました(^^)/
    そうしたら、同封されていたチラシで「マリンフォト」という季刊誌があることを知りました。本屋で見たことないな、買わねば、と思いました。とりあえず既刊を買おうとamazonを覗いたら、、、既刊の中古が高いことに驚きました。ん??月刊マリンフォト?昔は月刊だったのね、、、なんというか、ガンバレ!(^_^;)

    他にも、TUSAが新商品の無料貸し出しをしていたり、SONIAがマスクのゴムバンドにあてる布製のパッドを配布していたり、オリンパスが水中カメラの貸し出しをしていたり、冬にはメニューの寂しかった食事処コーナーで普通に海の家っぽい感じにメニューが充実していたり、冬期閉鎖されていた海水プールに水が入っていてお客さん(小さい子供連れ)がいっぱいいたり、バーベキューをしている人がいたりと冬の寒々とした光景とは違い賑やかで楽しい雰囲気に包まれていました。

    その中で、GULLの宣伝に来ていた社員は本来禁止されているはずの場所でタバコを吸っていて大ヒンシュク。一番人通りの多い所にテントを立てていたのですが、そこはタバコを吸っていい場所ではなくて。というわけで、GULLのフィンは買っちゃダメだなと僕の中で確定しました。ダイビングの講習で最初に習うことの一つに、心拍数や末梢血管の血流量に影響するためダイビングでは危険だからタバコはダメです、と大手指導団体の教科書に書いてあり、ダイビングをやる人は全員そのことを知っているはず。そのため利用者の多いIOPではちゃんと分煙がされているんです。その警告を無視して吸う人自身が死ぬのは勝手ですが、受動喫煙で人を巻き込むような行動をするマナーのない社員を雇っているメーカーは淘汰されるべきだな、と思いました。もしダイビングをやらないのにGULLに採用されているのだったら、それはそれで使う人のことを理解せずに宣伝しているのでNGですしね。
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    ある減圧症の治療記録〜3ヶ月放置した背筋痛の治療〜
    category: ダイビング
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      今日は、PADI MSD(マスター・スクーバ・ダイバー)の僕の減圧症体験記を綴ります。検索してきた人の役に立つ可能性があると思うので。

      2/18
      東伊豆のIOPで2本潜る。1本目の20m付近で一緒に潜っていた初心者がドライスーツのエア調節を失敗して浮上ぎみ。イントラを見ると気づいていない様子。仕方なく浮上速度に気を配りながら助けに行く。手を取って下を見る、どうやら10mくらい浮上してしまっているようで少し焦る。手を引っ張って岩場に捕まらせる。
      この時は自覚症状なし。2本目もつつがなく終了。
      電車で横浜に帰る。

      2/19
      朝起きた途端、背中の左中央付近を中心に筋肉がこわばっていて痛みが走った。ひどい筋肉痛といえばそうだが、息を吸うだけで痛い。つりそうな痛み。
      しかし、大昔、インラインスケートをやって事故を起こしたことから、元から首はおかしいので、昨日の救助で使わない筋肉を使ったから痛いのだろうと考えることにした。減圧症は自然治癒はあまりないらしいから、ここから治らないようなら医者にかかろう、と判断。

      2/23
      なんとなく背中の左の痛みは軽減してきたようだ。減圧症ではなかったのかなと考える。

      しかし、この後もこれ以上はよくならず、、、。

      5/18
      3カ月経ち、さすがにおかしいということで、観念して減圧症の診察と治療を受けることを決心。

      ネットで調べて、都立荏原病院の脳神経外科、土肥先生に電話で相談。
      3ヶ月も経っているため、効果は低いかもしれないが、月曜にもう一度電話しなさいと言われる。基本的には発症後2週間以内に再圧チャンバーに入らなければ効果は薄まるとのこと。

      5/21
      電話で、診察を予約。他にも一緒にチャンバーに入るらしい。

      5/24
      東京大田区の荏原病院で診察を受ける。洗足池はうちからは行きにくい場所で大岡山から出ている病院のバスを利用する。

      診察では、当日の状況を説明すると、イントラでよくあるパターンと言われる。状況としては典型的なケースらしい。僕はイントラではなかったが。
      ハンマーでひじやひざを叩く神経の反射テストをして、神経にはいってないね、良かったねと言われる。最悪のケースでは血栓で死ぬ人もいる怖い病気だが、僕のダメージは不幸中の幸いで筋肉だけのよう。

      高気圧酸素治療室(再圧チャンバー)に入っても、当日には何も起こらずに翌日に症状の変化が出ることもあるからと説明される。
      時には気泡が小さくなって移動する結果、別の所が痛くなったり痺れたりすることもあるそう。もしそうなれば減圧症の証拠でもあるとのこと。なければもう気泡は残ってないということ。
      また6/10ぐらいまでは気泡の巨大化を予防するため高所移動(400mくらい)を控えるため、関東平野にいなさいと言われる。

      診察後、地下の再圧チャンバー前に移動。地下は秘密基地か何かのよう。かなり広く、色々な特殊(?)治療の部屋が並んでいる。再圧チャンバー前には既に3人。僕をいれて4人が今日のお仲間らしい。

      初めてなので、まず再圧チャンバーの効果や注意事項の説明を受ける。僕的に心配だったのは約5時間の治療中、トイレに行けないので、心配な人はオムツをしてこいとの文言。(^_^;)

      その後は病院で用意した服に着替えてチャンバーの中へ。

      リクライニングシートに座り、酸素マスクをつける。加圧開始からわずか3分で水深18m相当の3気圧に達する。おかげで耳抜きが忙しい。耳抜きが下手な人は大変そう。その間、ものすごく暑くなって、温度と圧力の物理方程式pV=nRTが頭をかすめる。(^_^;)

      それからは、だんだんエアコンが追い付いてきて24〜25度を維持。

      余裕が出て来て、持参した本を読むが、前を見ると、耳抜きの方法がイラストで図解されている。

      1.つばを飲む
      2.大きなあくびをする
      3.鼻をつまんで息を吹き込む

      という、3つの耳抜きの方法が書かれているが、なぜかルパン3世のイラスト。1が五右衛門、2が次元、3がルパン。手書きだが誰の趣味だろう?心の中でツッコむ。(^_^;)
      ちなみに僕は、つばを飲んで耳抜きできるが、加圧が早くてつばが追いつかなかったので、通常の鼻をつまんで息を吹き込む方法を併用してついていく。他の人を見ると手も使わずに余裕そう。多分左の女性は(日焼けの感じが)イントラの人っぽい感じなので、それでかな、、、。右は、、、後で聞くとCカードを取ってまもない初心者だったが、耳抜きが得意な人なのね。

      30分後にエアブレイク(酸素中毒にならないために酸素マスクを外すこと)を5分。エアブレイクの時に症状の変化を聞かれる。残念ながらあまり変わらず。それを3セットした所で、30分ほどかけて水深9m相当の2気圧に減圧。その後15分のエアブレイク。次は60分の酸素吸入、15分のエアブレイク、60分の酸素吸入と続いて、最後に30分ほどかけて地上の1気圧まで減圧して終了。

      最後に変化を聞かれたが、症状に変化が出た人はいなかった。

      最後に精算をして終了。紹介状がない初診料込みで20140円。一緒に治療していた人の話では、2回目以降の再診の時は1000円前後のよう。なぜ?と思ったが、1回目と2回目でそれほど差がある理由は誰も知らなかった。

      他の3人は話をしてみると、僕より重症で、みんな神経を病んでしまったようで、首とか腕とかが痺れているとのこと。自分の幸運に感謝。

      5/25
      翌日の今日も残念ながら症状に違いは出ず。でも、他の人達は神経にきていたため、それに比べると幸せか、、、?
      朝、会社に行く前にgoogle mapの「地形」モードで400m以下の場所を見ると、土肥先生が言うように見事に関東平野から出られない。ちょっと悲しくなる。
      あと、減圧症についてよくまとまっている文書をネット上に見つけた。高速は大丈夫なのかを調べていてだが。それに危ない場所が書いてある。ちなみに、西伊豆で潜って使う可能性の高い東名高速・御殿場ICは標高454m、伊豆スカイライン熱海峠が747m。減圧症予防の観点では完全にアウトな標高。西伊豆に行った場合に安全に帰れるルートは標高300mくらいの新幹線かぐるっと南伊豆まで海岸沿いを帰るくらいか、、、。車で来たら、おとなしく4〜5時間休憩してから帰るべきなのだろう。他にその文書には日本中の再圧チャンバーのある病院一覧が載っていた。すごく役立つ情報なので、ダイビングをやっている人、これからやる人はぜひ読んで欲しい文書だ。

      午前に電話すると手術中とのことで、午後にもう一度電話し、経過を先生に報告。変わらないということは気泡はもう消えてたんだね、という結論。ただ既に小さくなっている気泡がもっと小さくなってるかもしれない、とのことで、とりあえず2週間は様子を見た方が良さそう。高所移動は控えようということかな。窒素の気泡は自然に消えるものらしい。気泡が出来た場所によっては神経とか自然に治りにくいダメージを与えるため、自然治癒はない、と言われているよう。
      とりあえず大きな気泡がなくもう一度チャンバーに入っても効果はなさそうな口調のため、針治療をしようと思う、と相談すると、それで大丈夫!との答え。後は損傷した組織を回復させればいいだけ、と先生が言う。少し安心し、さっそく地元の鍼灸治療院に予約を入れる。今後、ダイビングをすると同じところが痛むことがあるかもしれないが、いわゆる「古傷が痛む」ということで、別に気泡が残っているせいではないから、と言われた。

      と、こんな感じです。
      もし、検索でここにたどり着く人がいれば、減圧症とその判断や治療の参考にしてください。
      怖いのは、減圧症は日によって良くなったり悪くなったりすることもあり、症状の出方によっては僕のように長時間様子を見てしまうことが多いということ。最悪でも2週間以内に再圧チャンバーに入らないと症状によっては腕が痺れるなどの後遺障害が残ります。このページを検索で見にきているなら何か症状を疑ってますよね?でしたら、まずは最寄りの潜水医学の外来を探して受診すること「非常に強く」オススメします。
      もし運良く、あなたが予防的な興味で検索してこのページに辿り着いたのでしたら、下の方に挙げたダイビングの本を読むことをお薦めします。僕も読んでそれなりに参考になった本です。特にダイコンダイバーはこの減圧症の発生状況のレポートで、読むと恐ろしくなり、より注意して潜ろうと思うようになります、、、。

      5/26追記
      地元の鍼灸治療院で治療を受けてきました。
      低周波マッサージ、電気針、整体、針と受けて、40分5000円。
      治療前の痛みを10とすると、治療後の痛みは2〜3。だいぶ痛みが取れました。(^^)/

      後日さらに追記
      もう一回だけ、針を受けて完治しました。ヨカッタ~。あれから半年、また元気に潜ってます!


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      震災復興のシンボル?陸前高田のクチバシカジカ
      category: ダイビング
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        今週もならい風が伊豆には吹き荒れていて、東伊豆のIOP(伊豆海洋公園)はクローズっぽいので、家にこもって一気にサイト移行を進めます。早く写真の移行を終わらせて新しく水中写真編を始めたいですし、サイドノートの移行もたくさん残っていますしね…。

        早いもので明日で3・11から1年です。
        テレビでは連日のように震災関連の特集番組が流れていますが、今朝のNHKで、震災以来見つからなくなった陸前高田の海中マスコット「クチバシカジカ」が見つかり、抱卵も確認されたという映像が流れていました。
        ダイビング歴の浅い僕は、クチバシカジカって何?って感じでしたが、映像を見て、そのユーモラスな動きに微笑んでしまいました。かわいい!(^_^)

        まだ、現地ダイビングショップは再開のメドが立っていないそうですが、いつか潜りに行きたいなぁ。

        ↓YouTubeで見つけたクチバシカジカの映像

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        ならい風には勝てず(T_T)
        category: ダイビング
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          先週に続き、今週も「ならい風」がきているので、伊豆の海上もなかなか強い風が吹き荒れています。

          ダイビングをするようになって見るようになったサイトが、Yahoo!の波予報。もうね、毎日見てます。一日3回くらい。(^_^;)
          というのも、ダイビングは海レジャーなので、注意報が出てるとダイビングスポットがクローズしちゃうことが多いんですよ。津波注意報なんて出たら絶対にダメですが、強風でもヤバくなっちゃいます。

          そこに出てくるのが、冬の季節風である「ならい風」。
          ならい風の吹いてくる方向は地域によって違いますが、伊豆の場合は、北東方向から吹きます。
          すると…地形と潮流の関係で、北東〜東方向から波がやってくることになるのです。

          伊豆は、南北に伸びた半島なので、東伊豆と西伊豆に別れていて、それぞれにたくさんのダイビングスポットがありますが、東向きの風が強いと、最近よく行くIOPのある東伊豆は波が荒れてしまってかなりヤバイ感じになります。向かい風のポイントは波が高くなるということです。

          逆にそういう時は西伊豆はほとんど凪いでいるのですが、西伊豆だけに最初から行くと、横浜からはちょっと遠い感じになって、少し抵抗感が出て来てしまいます…。大瀬崎とか付け根にあるあたりは大丈夫なんですが、大瀬崎には僕が写したいものはないので。

          それと、風が止んでも、すぐには波は収まらないので、強風の翌日はうねりがかなり出ます。
          昨日と今日、確認したら、IOPはオープンしていたみたいですが、IOPのエントリー口は、普段でも抵抗ある波の高さなので、自分の実力を過信していない僕は、今週は安全側に考えてダイビングを諦めたのでした。

          ちなみに、この風と波の法則は、当然、風景写真にも使えますよ?強い波の写真を撮りたければ、向かい風が吹いてくる海岸線を選べばオッケー!(^_^)v

          さて、そんなわけで、先週に引き続き、今週もちょこちょこと閉鎖前のクリピーから写真を移動してました。今日の時点までに移動できたのは全体の1/3ぐらい。まだ2/3も残ってます。結構大変です。
          それで、ブログと違って(?)目立たない活動で寂しいので、サイトトップに今の投稿状態が自動で反映されるように簡単なPHPのプログラムを作ってみました。
          これで、かなり「ちゃんとした」写真サイトっぽくなってきたでしょ?(^_^)v
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          この1ヶ月のスキル練習の成果を確認
          category: ダイビング
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            今日も、週末の恒例行事となった、東伊豆のIOP(伊豆海洋公園)詣でをしてきました。(^_^)/
            朝、新幹線で小田原を通過した時に雪が積もっていてびっくり。IOPにも雪が積もって凍結していました。晴れていたので海の向こうには雪をかぶった伊豆大島が!かなりビックリ!
            そういえば、ついにこの城ヶ崎海岸近辺の河津桜も8分咲きで満開となっていましたよ。2月1日から始まった桜まつりも、やっとそれらしくなりました。(^_^;)

            今日のショップもIOPの時の常連となったルビーナで。
            今日はゲストが2人も(^_^;)いて、しかも初心者。
            チームを分けるのかな?と思っていたけれど一緒になりました。僕的には今はスキル練習に潜ってるだけなので、どちらでも良かったのですが、おかげで初心者なら誰でもそうですが、そのバタバタした泳ぎを見られて(あるいは救って)、今の自分がどれだけスキルが上がっていたか(=無駄な動きが少なく冷静に泳いでいるか)を改めて認識することができました。年始に沖縄から帰ってきた50本の頃と比べても、この1ヶ月半でずっとうまくなっていました。本数は今日で73本になりました。

            この1ヶ月、上達のために意識していたことは、次の4つ。
            1.BCDを使わず、ドライスーツだけで中性浮力を確保すること
            2.浮力確保にこれっぽっちもフィンを使わないようにすること
            3.水深変化を五感で感じられる変化で知って、浮力調整をすること
            4.頭を前に向ける

            1は、ドライスーツとBCDを同時に操作するのは難しいので、ドライスーツの時はドライスーツだけで浮力調整をする方が楽なんです。
            2は、当たり前じゃんとか言われそうですが、止まってみた時に浮いたり沈んだりするということはフィンワークで水平以外の方向に余計に足を使っているということ。それだと水平移動に使うだけよりもずっと筋肉を使ってしまい、そのぶん、エアの消費も増えるということにつながります。
            3は、今までダイビングコンピュータを使って水深変化を確認していたのですが、それを、プランクトンの移動方向とか、耳やマスク、ドライスーツにかかる圧力変化に気を配って、それらが起こらない浮力調整をしています。2の完全な中性浮力を素早く確保するためです。さらに、停止した時に、呼吸による上下動を少なくするような呼吸も意識するようになりました。
            4は、今まで下を向いていてたまに前を見るということをしていたのですが、それでは、ガイドを見失う危険もありますし、プランクトンも見えないので水深変化が分かりにくく、水底から離れた所を泳ぎにくいんです。それを正しく直してみた、ということですね。

            中にはすごく当たり前のこともあったわけですが、今まではMSDのくせに、そんなこともできていなかったわけです。(^_^;)

            それと、ビーチエントリーの時にフィンを履くのが遅かったので、今日はそれを短縮することを意識してやってみたところ、想定通りかなり短縮できました。(^_^)
            そんなこんなで、だいぶダイバーっぽくなってきたことを実感した一日でした。(^_^)/
            水中写真はまだそこまで自由に撮れませんが、少なくとも被写体のある場所まで行って戻るスキルは上がってきました!
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            落合勝博(おちあいかつひろ)
             ー 横浜市在住のアマチュア風景写真家
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