周辺光量補正はしてはいけない | 風景写真家 落合勝博 ゆるブログ
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周辺光量補正はしてはいけない
category: 写真テクニック中級編
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    JUGEMテーマ:写真


    多くの現像ソフトに搭載され、最近ではカメラ本体にも追加された便利機能に「周辺光量補正」というものがあります。

    あれ、僕は基本的に使っていません。
    Canon EOS 5D mark IIに搭載された時はメーカーさんも頑張って宣伝していましたが、僕的には不要機能の代表となっています。

    ずっと以前に、「視線を惹きつける」写真を撮るために、構図として、どういうことを考えなければいけないのかを、「教科書の次に読むノート」というシリーズの中で延々と説明しました。その中で、写真の中心の話をしました。

    関連記事:
    「#2 私に何かを見せてくれ!〜教科書の次に読むノート」
    「#3 主役を作り上げる〜教科書の次に読むノート」

    これらの記事の中で、他の人が自分の写真をどう見るのかの視点を説明しました。
    この視点に反した写真は、何を表現しているのか分からないのでイライラするのだ、と書きました。

    「周辺光量補正」とは「画面の中心が明るいけれど画面の四隅が暗く写っている時に、四隅を中心と同じ明るさにしてあげるね!」というおせっかい機能です。
    僕が以前に書いた記事だと、どうしていましたか?わざわざ中心にしたい部分を明るいものにしていますよね。
    ということは、この機能は、それに反することをわざわざして視線を泳がせてしまう困った機能なんです。

    集合写真など特定の用途や模様のような均一表現を必要とする作品で、写真の中心と四隅が同じ明るさで写っている必要がある場合ですが、周辺光量補正で補正してしまうと、暗くて情報量の少ない部分を無理矢理明るく情報量の多い状況に引き上げるために、暗部のカラーノイズが見えやすくなってしまいます。そしてそれを消すために今度は「ノイズ軽減」を使うわけですが、それで画面全体のシャープさが損なわれてしまうという、、、まさにダメ機能なわけです。

    そういう意図が最初からあり、四隅まで均一な明るさの写真が欲しいのでしたら、最初の撮影段階で、F8やF11まで絞って撮影すれば事無きを得ます。周辺光量が足りなくなるのは、絞り足りないからです。F4やF5.6程度の浅い絞りで写せば必ず周辺光量は落ちます。

    ただし、F11を越えると多くのレンズでは回析現象が顕著になるため画面にシャープさがなくなります。ですから、周辺光量を落とさず、なおかつシャープに写すには、F8からF11ぐらいが適切な絞り値となります。

    僕の場合、周辺光量を落としたままパンフォーカスしたいこともあるので、そんな時は明るい被写体が真ん中に寄るように暗い周辺環境まで取り込んだ当初より広い構図に整え直すということもやります。
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