日本の風景撮影環境は世界一ィィィ! | 風景写真家 落合勝博 ゆるブログ
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日本の風景撮影環境は世界一ィィィ!
category: 写真のコラム
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    風景写真を撮り始めた時は、それほど考えていなかったことですが、ここ2、3年、思うことは、日本という国では、風景写真は実に撮りやすいのです。

    なぜか?

    1.四季がある
     例えば同じ経度にあるオーストラリアは雨季と乾季しかありません。あれほど広い国土でありながら、砂漠と海岸がほとんどを占めていて、季節の間の移り変わりを実感できないのです。同じアジアの例えばシンガポールやタイにも訪れたことがありますが、一年中、蘭が咲いています(蘭は熱帯では屋外でそのまま生育する植物です)。アメリカ?砂漠がほとんどですよ、、、。森林があり、花が咲き、紅葉があり、雪が降る、そんな場所は、日本だけではないとはいえ、世界では稀な環境なんです。四季があることで、変化に富んだ風景写真を撮ることが簡単にできるのです。

    2.水が豊富
     島国でありながら、急峻な山が多く、地形的に恵まれているため、川と森林、草むら、そして活火山の噴火によって体積した豊穣な平地があります。その一方でリアス式の海岸がほうぼうにあったりと、実に豊富な地形を持っています。水は生命の源。水によって育まれた植物が、また様々な変化をもたらしてくれます。山、川、海、平地、盆地、丘、谷、森林、と様々な風景を撮ることができます。

    3.国土が狭く(正確には平地が少なく)人口が多い
     食料事情や住環境を考えるとあまり良い条件ではないのですが、こと自然へのアプローチとして考えると、全国津々浦々に至るまで高速道路や林道を含めて、ほとんどの場所に近くまで車でアプローチできます。しかも人口がそこそこの地域ではコンビニがあったり、道の駅があったり、そうしたものがない地域でも少しでも観光地化している場所では小さな汲み取り式のトイレがあることがほとんどです。このトイレがどこにでもある、というのは世界的にはほとんど考えられないくらい、撮影には有利な条件なのです。ごくごく稀には野○○もしなくてはなりませんが、ほとんどそういうことはしたことがない!と言えちゃうくらい、日本にはトイレが多いんですよ。紙は自分で持参が必要なこともありますけれど、それだって諸外国からすれば考えられないくらい用意されている場所がほとんどです。日本人のキレイ好きと窃盗が少ないモラルの高さのおかげ、といえるでしょう。中国などでは公衆トイレに番頭さんみたいな人がいるくらいですからね、、、。
     そして、高速道路が主要な地域を短時間で行き来することを可能にしています。写真以前は、高速道路なんてこれ以上いらないだろ!って思っていましたが、今は、ここにもあそこにも欲しいと考えています。ちょっと現金ですね。ただ、これは、僕のもう一つの顔である日本野鳥の会会員の立場で考えると、自然保護的に色々問題もあって、心中、なかなか複雑です(^_^;
     さらに、南北でかなり風景に起伏があり、北海道の寒さ、沖縄の暑さ、そうした極端な条件が同じ国土で、しかも狭い中に同居しているわけです。これだけアプローチしやすい多様な環境というのは、世界の中でも本当に貴重なんですよ。

    4.経済的に恵まれている
     日本がいくらGDPで中国に抜かれたとか、失われた10年が20年になろうが、それでも、世界の大部分の国からすれば、非常に経済的には恵まれています。もう、これはホントにそう思います。だって、ガザ地区や北朝鮮に生まれていたら、地雷を踏んだり餓死したりなど、明日生きているかも怪しい状態です。そんな極端なレベルはさておいても、生活に汲々としている状況では、目の前の滝への道を整備しようとか、登山ルートを確保しようとか、そんな精神的な余裕はなかなか生まれないものですよ。それを、ほとんど善意で整備しちゃうことができちゃう国なんです。日々生きることだけに追われない恵まれた経済環境が、この国の自然の素晴らしさを世の中に発信するためには絶対重要なんです。だって、アプローチルートがなかったら、ほとんど写すことができません。

    5.農業国である
     日本は今や工業国ということになっていますが、、、実は結構な農業国です。というか自然と調和しながら持続可能な経済を長いこと営んできたのです。おかげで、「里山」という素晴らしい自然環境が、今も多く残っています。問題は、放棄されると持続できないところなのですが、こればかりは50年後、人口が減ってどうなってしまうのか僕も懸念しているところです。今後、撮れなくなる風景は、まず、この農業的風景と、前出の善意で整備されてきたルートではないかというのが僕の最大の懸念です。ただ、工業も衰退していくことを僕のシナリオでは想定しているので、工場萌えなんて言ってられるのもあと数十年のことで、後は工業では廃墟萌えだけが残るのかもしれません、、、。

    6.全国に都市がある
     日本が狭い(平野)の中に世界有数の人口を有しているために、北から南まで様々な都市を生み出しました。それぞれの都市は独自性があり、都市風景としてもなかなかの多様性を持っています。昼間に自然風景を撮った同じ日に都市風景の夜景も撮れちゃう、そんな楽ちんで欲張りな撮影ができる国は世界の中で多くはないです。というか、ほとんどないです。日本はそうした国なんです。もうホントに、すっごく恵まれています。

    、、、飲みながら書いているので、なんとなく、まとまりに欠きますが(いつもそうだけど)。(^_^;
    これだけの環境に住んでいて、日本の素晴らしい風景に目を向けないと、もったいないよ、もっと、この素晴らしい日本をちゃんと写真に残していこうよ、という喚起のメッセージでした。

    あなたの身の回りに、数年後には残っていないかもしれない、存続が危ぶまれている場所はないですか?
    さ、明日からでも、みんながんばって撮りましょう!(^-^)/

    ただし、持続可能なように、後の人のために、自然を荒らさないように、木道から出ないとか、柵を乗り越えないとか、そうした最低限のルールは守ってね!

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