撮影不適状況下での撮影方法 | 風景写真家 落合勝博 ゆるブログ
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撮影不適状況下での撮影方法
category: 写真テクニック初級編
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    コメント欄で質問があったので、これまでを振り返り整理してみると共に、最近検討していた新たな方法について私の考えを書いてみようと思います。

    私の場合、基本的に以下の方針で撮影しています。

    1. もっと良い場所がないか他をあたる

    大方針として、パッと見て、撮影に向くかどうか判断してみて、並の撮影対象の場合は、さっさと他があるさと諦めることが多いです。このあたり、撮影回数が増えてくるにしたがって、最良条件のイメージがかなりストックされてしまい、経験が邪魔をして新たな開拓ができていない可能性があるのですが、実際問題として、それを2以降で解決できるケースは少ないのも事実です。特に短いバカンスで撮影するようなスタイルでは時間は最も貴重なリソースですからね、、、。この本(↓)にも書いてあります、「犬の道」を歩むな、と。



    2. 邪魔なものを排除できる場所を探す

    カメラの基本の「キ」ですが、自分が動くことで被写体を最も美しく(人によっては醜く?)写せるアングルを探します。空中の水分によるコントラスト比や被写体と背景との大小比が関係するため、写真の基本は寄りだと「私」は信じて疑いません(それが「私」の風景写真なわけですし)。ただ、そんな広角派の私でも近くから写せない場合は、逆に離れることでどうにかならないか検討します。例えば滝の場合、近くからだと水しぶきがかかったり、寄れなかったりすることもあるわけですが、そういう場所に限って中途半端に離れた場所からは写せないということもあります。そんな時は地図を広げて、どこかここを写せる高台がないか遠くの場所を探します。当然望遠にはなりますが、仕方ありませんね、、、。

    3. 邪魔なものを排除できないか検討する

    自分が動いてもどうにもならない場所というのが、実は結構あります。草とか木とか人とか。多いのは、せっかく作った良い場所にある展望台なのに、目前に生い茂る木々のせいで視界不良。もう展望台としての機能を失っています。これは日本の箱物行政の典型で嘆かわしいことです。あるいは、山中湖畔の逆さ富士狙いなんかも人だかりの後ろから写すこともありますね。そんな時は大型三脚の出番です。脚立も忘れずに。私が使っているGITZOの5型は最大2.6m。脚立があれば、木だろうが立ちはだかる人だろうが、後ろから撮れます。だから、(重いけれど)大型三脚を持って歩いているんです。脚立がない時でも、今の背面液晶付きのカメラならばファインダーを覗く必要がありませんし、最近のカメラは無線で確認できるものも出ていますから、何だったら、完全に背面を見る必要はなくなってきています。ただし、そんな便利なカメラでも、カメラ自体の水平を保つのが自動ではできないのが玉にキズ。下の方で水平を確認したら、後は一番下の脚を出し入れして調整するしかないですね。水平?水準器を三脚に使ってください。





    でもですね、実はGITZOよりもっと高い所からの撮影だって可能なんですよ。ポールの先にカメラをくくりつけて。そういう商品も出ています。



    後は、草だったら、誰かに持っていてもらうとか、一人だったら近くの草と紐で束ねておくとかですね。自分が所有する場所でない限り、邪魔だからといって刈ってはダメですね。自然は自然のままに。それをやるといつかバレて大きく信用を失います。登山道のロープの内側から撮るのと同じです。どこから撮ったかなんて、そこで苦労した人にはすぐに分かります。フォトコンには絶対にそういうルール違反をした写真を応募するべきではありません。また、そういう苦労をするからこそ撮影に工夫が生まれて新たな自分を発見することができるんです。困難を成長のチャンスぐらいに考えるのが良いです。

    4. 別の条件下での撮影を検討する

    一日には、未明、夜明け、朝焼け、朝、午前、昼、午後、夕方、夕焼け、夕暮れ、夜という様々な時間があり、それぞれに撮影に与える影響が異なります。

    トップライトで映える被写体、例えば青い水面と青い空のようなものは、被写体に対してカメラの向きが順光になる時間帯に写します。例えば、西向きの海岸をトップライトで美しく撮りたいのでしたら、午前が良いでしょう。

    トップライトでは照り返しが強くて白飛びを避けられないコントラストの高い被写体がありますね。例えば滝や白い雲です。そういう被写体に対しては光が弱い状況で写します。滝だったら薄曇り、雨、早朝、夕方の光が撮影に向きます。ただし台風が来ているような状況では水際は危険なので近寄ってはいけませんよ。

    長時間撮影したい被写体、例えば、波とかをポイントにしたい場合には、未明か夕暮れ、夜などが良いでしょう。月が出ていると最高ですね。状況によっては月がない方が良いこともありますけれどね。どうしても真昼にそんなものを撮りたい場合には、ND8あたりのフィルターを二重か三重かにして使うと良いでしょう。私も三重にして撮影してみたことがありますが、、、正直、NDフィルターよりも時間を選んだ方が面白い写真にはなりやすいです。



    ちなみに露光量を計算できない人のために、あえて書くと、光量減少の関係は以下になります。

    ND2 - シャッタースピード1/2(以下、シャッタースピードという言葉を省略します)
    ND4 - 1/4
    ND8 - 1/8
    ND8×2枚 - 1/8 x 1/8 = 1/64
    ND8×3枚 - 1/8 x 1/8 x 1/8 = 1/512

    つまり、ND8を3枚使ったら、シャッタースピードは1/512になります。例えば、フィルターなしの状況下で1/500のシャッタースピードだったとしたら、ND8を3枚使うと、ほぼ1秒のスローシャッターにできるわけですね。一回やってみたら良いと思いますよ。それで雲を流して撮るとかが可能になります。ただし雲を流すには1秒でも全然足りないので、、、絞るだけ絞ってください。F22かF32か。それでも足りなければ、もっと足します?(笑)
    ちなみに、この撮影方法が流行ると仕事を失う写真家が一人いる気がしますが、、、個人的なノウハウが他にないなら、まぁ仕方ないかな。昔は写真を「まともに」撮れるだけで写真家と名乗れた時代もあったのがデジタル世代で駆逐された歴史が繰り返されるだけのことですし。この手の話は、アオリ撮影、HDR、大判撮影にも共通で、技術革新で駆逐されやすい分野ですね。

    話は続いていて、さて、ここで光の量とは別のこととして、色温度を考える必要もあります。WB(ホワイトバランス)をオートにして撮影している人は私のブログを読んでいないと信じていますが(笑)、作品作りにおいて、当然のこととして、自分の写真を青くしたいのか、赤くしたいのかということを撮影前に考える必要があります。青い写真、つまり、岩肌の冷徹な感じや冷たい水を表現したいのであれば、夜か早朝、夕暮れで撮ります。赤い写真、つまり、ロマンスやノスタルジーを表現したいのであれば、朝焼けや夕焼けで撮ります。ニュートラルな写真、つまり元気や爽やかな感じを表現したいのであれば、トップライトにあたる午前から午後に撮ります。過去に実験して分かっているのですが、すんごくつまらない雑草でも青や赤に色温度を変化させて撮影することで、表情を引き出せることがあるのです。カメラの設定でも色温度を変えられますが、自然が引き出す表情ほどには「自然に」ならないので、普通の人はやめた方がいいかな。

    順光・逆光・半逆光という光線状態の違いもあります。太陽と月のそれぞれに言えるのですが、順光の場合は被写体そのものの色と形の両方を写したい場合。逆光の場合は被写体はシルエットだけにして背景の色や光を写したい場合。半逆光は被写体を選びますが、花などを透けて撮影したい場合。順光で汚く見えるものでも、逆光にすると案外良かったりします。そうした自分で美しく見せる工夫を見つけることこそ、写真の楽しみであり、「やった!」と思える瞬間でもあります。誰でもキレイに撮れるものをキレイに撮っても、まぁ、普通です。特にフォトコンを狙っている人にはね。私は最近フォトコンをやめて記録に徹しているので(なにせ再現性のない風景が多いので壊れる前に一つでも多く撮っておきたい)気にしていませんが、今でもそういう工夫を見つけた時はもちろん嬉しいに決まっています!それと逆光で重要なこととして、色を持つ大抵の「汚いもの」を消す効果もありますよ。私も渓流撮影ではそこを計算して「実は構図の中には汚いもの」を入れてしまうことがあります。暗い場所にあるものは「目立たなければ」誰も気にとめないのです。これは私が多用している考え方です。黒つぶれバンザイ!ですね。

    それと、天候の差、つまり、快晴、(雲がある)晴れ、曇り、雨、霧、雪などがあります。コントラストが欲しい被写体の場合には快晴か晴れの日が良いです。逆にコントラストを欲しくない時、つまり、花や渓流撮影の時は薄曇りから曇り、場合によっては雨や霧を期待します。雪の日は日中でも色温度が青に傾くので、日中に冷たい写真を撮りたければ雨や雪の日は良いですね。写真には撮影者の気分が結構強く出るものなので、暑いイメージの写真を撮りたければ自分が暑いと思う(思うことが大事)ことが必要ですし、寒いイメージの写真を撮りたければ自分が寒いと思うことが必要です。

    最後に風の強弱、つまり、無風、微風、強風があります。木や草を入れることの多い私の撮影では、基本的には無風か微風を願っていますが、強風の時は諦めて流して撮ります。でなければ、強風の時でも一瞬来る微風をひたすら待つか。結構待っていることは多いですね。諦めて流すことも多いです。そして、今回の記事ではこれが大事なことですが、邪魔な木や草が風でたわむと一瞬視界が開けます。そこで撮ります。強風でも風で振り切った瞬間は止まって見えるのがポイントです。

    5. フィルターで工夫する

    風景写真の人は、基本的にPLフィルターを外さないと思うのですが、もう一つの工夫として、ソフトフィルターが使えます。ソフトフィルターは、儚さとか、ノスタルジーとか、そういう感じを引き出す場合が良いです。被写体を選ぶのですが、通常の撮影でどうにもならないようなら、チャレンジする価値はあるでしょう。私から一つ言えることは、ソフトフィルター以外にも自作フィルターという道もあるよ、ということでしょうか。私も過去にはガーゼフィルターとかビニールフィルターとか色々作って試してみました。今でも息フィルターは使うことがあります。でも一番のお気に入りだったのはガーゼかなー。



    6. 陸上からの撮影を諦める

    人間は肺呼吸の生き物なので陸上にいるのが自然ですし、当然陸上から撮影するのが理に適っているとも思うのですが、アングルを変える以上のことを考えたら、案外面白いと思いますよ。例えば、ダイビングと空撮。

    私がダイビングを始めた理由の一つは、沖縄の海を一週間、ひたすら陸上から撮っていて、いっそ、海の中に入っちゃったら面白いんじゃないかと思ったことでした。そもそもは、写真を始めるきっかけになったオーストラリアでの啓示でしたが。海の中を撮るのも面白いと思うのですが、半分水中、半分陸上を写すこともできます。ただ、この撮影をする時は、ガラス製のドームでないと水滴がガラスに付いたままになりやすいので、、、少しお金がかかるのと、重くなることが難点でしょうか。

    後は空撮ですね。ハワイ島でやったことがあります。難点は金額でしょうか。5人の乗客がいたヘリでも2時間で一人5万円取られました。もちろん一人乗りのチャーターだともっとべらぼうに高いです。そういえば、最近グッドニュースがありました。飛行機の離発着の際に電波を発しない電子機器の電源を付けていても良いことになる(まだですよ!)そうですよ。これはシート争いがさらに熾烈になりますね!(笑)

    ただですね、最近、私はもっと現実的な空撮を考えているところです。ラジコンヘリというのが昔からあるわけですが、カメラの小型化に伴って、カメラ搭載のラジコンヘリの価格がかなり現実的な設定になってきています。低画素で良ければ数千円。でも、我々の要求を満たす画質だとまだちょっと高いんですよね−。ヘリとカメラで合計20万くらい、しかも飛べるのは10分ちょっと、どうしようかなー、結婚してなければ、迷ってないでポチッとしているところだったのですが。見つけるのが1年遅かった(汗)





    7. 全てを受け入れる

    避けられないものは、いっそ、全て受け入れてしまって、それを撮影に生かせないかをひたすら考えます。私が広角に目覚めていった理由は、望遠で出せない現実感をそこに見いだしたためですが、広角撮影の技法として避けられないのが、遠近感の強調とそれを実現するための前景の存在です。前景というのはただそこに写っていれば良いというものではなくて、いかに前景だけでも美しく見せるか、それを徹底的に考える必要があるのです。


    、、、さて、色々書きましたが、上記したような光線状態や時間帯、撮影条件など、様々な工夫により、撮影不適を撮影可に変えることこそ写真家の醍醐味ではないでしょうか。でも、まー、本当にどうにもならないものは、やめちゃってもいいんじゃないでしょうか?私達はアマチュアなので。他にもきっと写すべきものはありますよ。逆にアマチュアだからこそリソース制約なしに徹底的に工夫しても良いとも思いますけれどね。それはプロには無理なので。

    と、こんな長文を書いていたらサイト管理ができないじゃないか!(汗)

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    Comment.
    いやはやはや!<本当にありがとうございます。

    管理人さんに許可を勝手にいただいた!(?)で
    =記事をコピペで、印刷&持ち歩きします(笑)

    たくさん書きたいことはあるのだけど、
    何はともあれF32迄絞ってると?<ある意味、
    驚きました。

    フィルター系に関しては、
    私も"甘い技?(おいっ!"を覚えて、
    ※その地の状況によりますが、PLとND8を
    重ねて撮りだけど…3枚〜??????(マジ?(汗))

    クロスフィルターに関しては、
    落合 sanが撮った=こちらで大都会で撮り。
    (ほぉーーーーーー!)
    で買いましたが<いまだ使う機会は無し(泣)

    WB設定に関しては、基本そんな私は=晴れ設定。
    しかし、一年位前から激★早朝撮りでは、
    蛍光灯とか撮ってみたり<色合いが好き系。

    まぁ、こんな写真もコンテスト☆いいのか?
    謎は深まりましたが(笑)
    何気に、そんな自分としては
    <好きな夜明けの色合いだったり?

    カメラの設定にあるのだから=【アリ?】と。
    日陰も、状況的には使ってはいます。

    落合 sanは、本当、暫く休んでいても、
    ブランク★を感じさせませんよね〜
    えぇ、そこんところは(マジで感心☆)


    私もそれなりに撮ってはいたので、
    ・・・<少しは成長かなぁ〜?(謎笑)

    そそっ!
    記事上に掲載されている=踏み台。
    私は157cmとチビ★なので<持ってますよ〜
    自然物破壊★は=×
    長いテングスを付けて=留めもで(笑)
    三脚に関しては=ベルボン645Nの一本使いで、
    水平器は=雲台物でした。

    >避けられないものは、いっそ、全て受け入れてしまって、それを撮影に生かせないかをひたすら考えます。凄く共感です。
    私も、ヒグマ
    (そちらの生息熊とは凶暴さ★が違います)が、
    出てる場所でも必死に&通いでは、
    珍しく少なからずあります。だけど、その中で
    全滅★やら、本当(どうなの?)とではあります。

    …って言うか、

    更に質問<煩い奴(怒られそう(小声)
    ソフトフィルター<基本、どのような場合に?

    落合 sanは<ハーフみNDフィルターたるブツ。
    (ちと、購入を悩んでる身)
    所有されている残された中では=存在みたいだけど<値段が高い!うーむ・・・とでした。
    (実際的に、バンバン使います?)

    車/転勤話=理解しました。
    私は、今年の初めに長年、軽自動車でしたが、
    =普通車(RV車)へ入れ替えましたが、
    何気に、現在の走行距離が…(通勤のみ系色強し)
    高い宿代をかけるのならば<車中泊〜♪
    …だったのですが(苦笑)

    まぁ、何れは必ず!とでかな?
    北海道は、ちなみに片道150KMでも=日帰り。
    その往復は=当たり前ですので(笑)

    そそっ!<電子書籍でオススメ☆
    (¥800)だったかな?
    【 北海道民のオキテ 】<オススメ☆です(笑)

    これを読んだら=【 道民たる者を理解!】
    私は、実本で買いましたが<納得!でした。

    …と、余談は抜きとして、
    本当にありがとうございました!!
    (盗んでプリント化で(小声))








    2014/08/11 9:45 PM, from piyosuke
    記し忘れた(汗)

    と、こんな長文を書いていたらサイト管理ができないじゃないか!(汗)

    そこは、是非とも!
    気にしない♪気にしなぁ〜い♪♪(おいっ!)

    <ちゃんときちんと、他の方の質問に関しても、
    記事にしてくれて=きちんと記してくれる方。

    それが=【 落合 sanたる!=【人格】】

    会ったことは無いけど、こんな私でも一応は、
    【人を見る眼?】<養ってはいる身なので、
    記しちゃったぁ〜♪(笑)

    …何かそれに対して問題でも?(殴★)

    まぁ、道東へ来たら<車中泊で良かったら♪

    私の中では、ちなみに落合 sanは<プロ☆
    そう思ってはいます。

    壁紙、本当<いい感じですよ♪

    以上!<こうるさい私でした(謝★)

    2014/08/11 9:56 PM, from piyosuke
    自分が使用する範囲内であれば、記事でも写真でも好きにプリントアウトしてください。ただしパブリックな用途で使う時は許可をお願いします。著作権法は守ってね、ということですね。

    WBは自分でちゃんと使いこなせる人は使っても良いですが、夜景と未明以外は私は晴天モードかな。

    ソフトフィルターは、光がキラキラしているような場所や生命感に溢れたシーンに向きます。親子の情愛とかもOK。優しさを感じさせる表現をしたければ使いましょう。

    ハーフNDフィルターも結構使いますよ。蛇腹は高いのでこれから買う人はフィルターホルダーでも良いのですが、朝焼け、朝日、夕焼けで地面の風景をちゃんと入れたい時に、空と地面のコントラストを下げるのに必須です。

    piyosukeさんの悩みに限定すると、(状況を見たわけではないので分かりませんが)前景をどう扱うかだと思うんですよ。昔の記事のどこかに書いたのですが、奥入瀬に通いつめていた時、1年に30日も行っていたもので、もう撮るものなんか一つもない!と少し嫌になってしまって、奥入瀬でヒマしてた時もあったわけです。数時間ですけれどね。そんな時に、奥入瀬渓流館でやっていた奥入瀬画家の方の油絵がとてもキレイで感心したわけです。ところが、その絵画に写真家でも外したい「邪魔な木の枝」をあえてわざわざ入れているのに気がついて、画家ご本人に「なぜ入れているのか」を聞いてみました。そうしたら「奥入瀬は毎年風景が変わる。この枝は来年にはないかもしれない。だから私はそれを入れたいのです」的なことを言われました(時間がずいぶん経っているので一字一句同じではありません)。この言葉に私はすごく感心しました。その前にも当然、私は前景は使っていたのですが、この時から意識してそうした邪魔なものをわざわざ入れてみることにしました。要は撮影者の考え方と写真への入れ方の問題なのです。「ただし!」適当に入れてしまってはダメです。ただのごちゃごちゃした整理されていない写真に成り下がります。そこは整理した上で計算で入れなければいけないのです。「私」の場合は、前景としてどう臨場感に生かすか、そしてどうやったらそれを美しいと思ってもらえるか、そこだけに注力すれば良いだけでした。ここで私の持っている答えを全部言ってしまっても良いのですが、それをやると人生面白くないと思いますし、写真からpiyosukeさんらしさが失われることになるので、宿題として1年でも2年でも考えてください。それが次の成長に必要な事だと思いますよ。私も望遠を捨てる日が来るまで毎日ひたすら半年間以上も考え続けました。そして、その時の問題提起と解決法が今の「私らしい」写真を形成する重要な要素になっているのです。
    2014/08/11 10:42 PM, from 落合勝博
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     ー 横浜市在住のアマチュア風景写真家
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